リニアック

リニアック治療とは、腫瘍を縮小または破壊するためにリニアック(直線加速器)を用いてエネルギーの高い放射線(X線、電子線)を病巣部に照射する治療法です。
放射線は、腫瘍細胞内の遺伝子(DNA)にダメージを与え、腫瘍細胞を破壊します。この放射線治療によって、腫瘍を治したり、腫瘍の増大による痛みなどの症状を緩和することが可能です。
放射線によって、正常細胞も同様にダメージを受けますが、腫瘍細胞とは異なり自分自身で修復することができます。そのため腫瘍細胞を壊し、かつまた正常な細胞の障害をできるだけ最小にとどめる少ない放射線量で毎日、少しずつ照射を行います。
当院では、甲状腺悪性リンパ腫、甲状腺がん、甲状腺がん骨転移、甲状腺眼症などの疾患を対象にリニアック治療を行っています。

治療方法について

治療開始前に、CTスキャンにより照射部位や放射線量、期間の予定をたてます。1回の放射線照射時間は数分間です。すべての治療は外来通院が可能ですが、その場合は診察なども含めて1時間程度かかります。
治療期間は病状によって異なります。甲状腺眼症の場合には1週間に5回、2週間にわたり10回行います。その他の疾患では、必要な照射量によって数週間から数ヶ月間、治療を行います。
なお、治療の効果を得られるまでには数ヶ月、または1年程度を要する場合もあります。

■放射線治療による副作用について

放射線治療における副作用の多くは、放射線があたる部位に出現してきます。 頭部の治療では脱毛や吐き気、頚部の治療ではのどの痛みや唾液の分泌障害などがあります。これらの副作用は早い人で治療10回目くらいから現れ、治療終了後も数週続きますが、徐々に改善されていきます。そのため、副作用への早期対応ができるように、治療終了後にも定期的な診察が必要です。

治療時のお願い

  • 照射部位は固定具を使用するか、皮膚に専用のマジックでしるしをつけます。
  • 治療時には照射部位の皮膚の露出をしていただきますが、着替えは不要です。
  • 照射部位への日焼け止めなどの使用は放射線の効果を変化させてしまうためひかえる必要があります。
  • 照射中は、患者様が治療室に1人になりますが、担当者がモニターで見ています。また、マイクを通して会話もできますので、何か心配なことがありましたら担当者に声をかけてください。
  • 治療中の日常生活についてはとくに制限がありませんが、人によっては疲れ、だるさを感じる場合もあります。規則正しい生活を心がけてください。
  • 放射線治療中に喫煙をされると治療の妨げになることがありますので、治療中および治療後は禁煙を心がけてください。
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