タイロゲンについて

タイロゲンは、甲状腺に甲状腺ホルモンの産生を促すTSHと同じ働きをする薬剤です。
アイソトープ検査および治療では、検査の精度を上げ、また治療効果を高めるために、放射性ヨウ素をより多く甲状腺に取り込ませることが重要です。
そのためには、ヨウ素の摂取制限と、血液中のTSHを高めるという、2つの準備が必要です。
これまで、TSHを高めるためには検査・治療前に甲状腺ホルモン薬を中止する方法だけでしたが、近年、タイロゲンという薬剤を使用してTSHを高める新しい方法が保険適用となりました。この新しい方法では、甲状腺ホルモン薬を中止する必要がないので、甲状腺機能低下症の諸症状を我慢することなく、検査・治療を受けられます。
どちらの方法にも長所・短所があります。患者様のご都合およびご病状に合わせて選択して頂くこととなります。

TSHを高める

甲状腺は、下垂体から分泌されるTSH(甲状腺刺激ホルモン)の刺激を受けて、甲状腺ホルモンを分泌します。TSHが高くなると、甲状腺はより多く甲状腺ホルモンを分泌しようとして、材料となるヨウ素を多く取り込もうとします。そのため、TSHを高めることで、ヨウ素制限とともに検査の精度を上げ、治療効果を高めることができます。

TSHを高めるためには2つの方法があります。

1.休薬法

甲状腺ホルモン薬(チラーヂンやチロナミン)の服用を中止し、血液中の甲状腺ホルモンを減らす方法です。そのために甲状腺機能低下症の症状がでます。

2.タイロゲンを使用する方法

タイロゲンはTSHと同じ働きをします。そのため、タイロゲンを注射することで、TSHを高めることができ、甲状腺ホルモン薬を中止する必要がありません。しかし、注射のための来院やタイロゲンの費用がかかります。

※タイロゲンを使用する方法・休薬法のどちらの場合でも、2週間前からヨウ素を含む食品の制限をしていただきます。ヨウ素制限について、詳しくは検査・治療が決まった際にご説明します。

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