検査のご案内

アイソトープ検査

アイソトープ検査とは、微量の放射性同位元素(ラジオアイソトープ:RI)を含む薬を静脈注射する、またはカプセルを服用することで、薬が目的臓器に集積し、その薬から放出される微量な放射線を専用の装置(ガンマカメラ)で検出し臓器や組織の大きさ、機能、位置、形態などが調べられます。この検査をシンチグラフィと呼び、これによって得られた画像をシンチグラムと呼びます。またシンチグラフィには甲状腺摂取率、レノグラム、肺局所機能検査などの検査もあります。
また、ガンマカメラを体の中心を軸に回転させ多方行の画像を収集しコンピュータによって再構成し、断面画像上の放射性同位元素の分布画像として表すSPECT検査も行っています。
さらに有益な情報を得るためにSPECT画像とCT画像を重ね合わせて得られるFusion画像の作成も行っています。
検査薬からの被ばくは、一般に年間に自然界から受ける被ばく量とほぼ同じ量です。
また、放射性物質は時間と共に減少していき、尿や便中からも排泄されますので、数日で消失してしまいます。
薬自体の副作用はほとんどありません。

当院での甲状腺検査以外で一番検査数が多い99mTc-MIBIを用いた副甲状腺機能亢進症の検索について説明いたします。この検査は甲状腺の左右両葉の側面の上下に2対、合計4個ある副甲状腺のどこが機能亢進症になっているのか見つけるために行われます。99mTc-MIBIは副甲状腺の機能が亢進している細胞に長く分布する性質があるためシンチグラムでは集積が強くなり黒く表示されます。
検査の流れは下記のように進めていきます。

静脈注射後15分後に1回目の撮像(早期像)を行います。検査時間は15分程度です。副甲状腺機能亢進症はまれに副甲状腺の領域外に存在する異所性(腺外)副甲状腺があるためまず初めに縦隔部位を含んだ広範囲で撮像します。(図1)
次に頚部のみを撮像します。(図2)
甲状腺にはうっすらと集積し副甲状腺には多く集積します。

図1
図2
図3

2時間後に2回目の撮像(後期像)とSPECT検査を行います。検査時間は約40分です。2回目の撮像(後期像)では甲状腺の集積は消え副甲状腺のみに集積します。(図3)
次にSPECT検査です。頚部から放出されているガンマ線を検出し、その分布を断層画像にします。検査は頚部の周りを30分間かけて180度検出器が回転します。この検査を行うことにより、副甲状腺の位置情報を詳しく観察することが可能になります。検出器が体の近くを通るため圧迫感がありますが当たらないようになっていますのでご安心下さい。このような流れで検査を進めていきます。

頚部CT画像とSPECT画像を重ね合わせてできるFusion画像の作成も行っており解剖学的に副甲状腺を正確な位置に表示することが可能です。(図4)
赤く表示されている場所が副甲状腺亢進症で99mTc-MIBIを取り込んだことを示しています。

図4
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